インドのジェネリック薬品事情

おくすりかうんたートップ

インドのジェネリック薬品(後発薬)は世界市場において急速な成長を遂げています。

世界の5分の1のジェネリック薬品がインドで生産されいます。
これは近年のインドのジェネリック実績からも見て取れるように

日本ではジェネリック薬品への馴染みが無い人も少なくないと思います。
いまだにインドというと「スパイシーなカレー」「唐突もなく踊りだす」、、、などの、「新興国」「開発途上国」の「あの、インドが?」と印象をお待ちの方も少なくないかと思います。

踊るインド人

インドの特殊な特許事象!あの会社の特許が無効?

これは世界の医薬業界全体から言えば好ましくないかも知れない「知的財産」事情があります。

インドでは知的財産に関する特殊な特許制度があります。
社会主義的色合いが強い産業政策の一つとして、インドは医薬品に限りっておりませんが、

「1970年特許法」として「物質的特許」を認めないという政策があります。

貧しくても医療を受ける機会を

目的としては、
・インドの医薬品メーカーの保護
・国民の誰もが平等に安価な医療の機会を得ることができる社会福祉整備

というように、インドの医薬品メーカーは世界の特許の影響を受けずにコピー(模倣)をする事ができるのです。(できたのです。
ただし、「物質的特許」のみが対象で「製法特許」は例外です。
「製造特許」つまり、作り方は違う方法でお願いします。という事です。

特許は排除される

「製造特許」により、独自の製法で開発する必要がありますが、
薬はいくつかの原子で集合した単純な構造であるため「物質特許」の制限さえなければコピー(模倣)が比較的容易に出来てしまうのです。

つまり、薬効成分、効果は同じであるジェネリック薬品が世界の特許(他の企業)を気にせずに製造、販売が出来てしまうのです。

インドの医薬品市場の成長の背景には、このように特許の縛りがないため、公開もしくは知りえる医薬品情報より比較的容易に最新の医薬品の製造が可能となります。

医薬品のコピー天国政策は2005年まで、、今は?

ですが、この政策は2005年までのお話です。
これ以降はインドでも物質特許が認められるようになりました。
しかしながら、欧米並みのに特許が厳しく守られ管理されるよういは至っておりません。

インドでは、
結局、あまり変わらず特許を無視してジェネリック薬品が製造しやすいんですね。

実際のところ、抗ガン剤、C型肝炎などの特許について、インド最高裁は「物質特許」を「認めない」などの判決がでるなど完全な物質特許の保護には至っていません。

特許保護は貧しい国の医療を受ける機会を奪ってしまう現実を無視できないのです。

やはり、「特許の保護」を厳格にしてしまうと、インドの医療の発展、貧しい国の人たちが「高額」な医療を負担出来るわけもありません。

日本人からするとちょっと体調が悪い、風邪を引いたという程度でも、貧しく毎日の食事も事欠くような彼らにとっては命に関わる場合もあります。

もし、特許保護を優先にしてしまえば、公平に医療を受けられるように機会を奪ってしまうことにもなります。

もちろん、新薬開発会社の費用回収の機会を奪ってしまうという大きな問題があるのも確かです。

人道的支援を行う民間の国際NGO(国境なき医師団)

「国境なき医師団」をご存知でしょうか?
1971年設立の歴史のある民間の非営利団体です。

「国境なき医師団」は紛争や自然災害、貧困などの理由で健全な医療を受ける事が出来ない人へ活動をしております。

この団体が扱う多くの医薬品がジェネリック薬品を使っています。
例えばエイズ治療プロジェクトにおいてインドのジェネリック薬が全体の80%を占めているとの報告もあります。
確かに営利と世界の医薬の発展を考えると「知的財産」の保護は重要ではありますが、発展途上国の人たちにとっては安価な医薬品の入手は命にかかわる重要なもので有るのは確かです。

インドの医療技術

インドも初めからジェネリック薬品分野で世界の5分の1を占めるシェアを獲得できたわけではありません。
薬品の再梱包など簡単な小さな分野から始まった会社も多くあります。

新薬の研究開発技術においては、これまで新薬の研究開発をしてきた新薬会社には勝る事はないかもしれません、ですが決して市場にあるインドのジェネリック薬品が新薬の後発薬よりも劣っているとは言えません。

中には新薬より機能的に優れているのも出ております。
薬効成分の追加、吸収や飲み易さの改善などで新薬よりも優れたジェネリック薬品が存在致します。
具体的に言えば、錠剤から飴、トローチ、ゼリータイプ等で水なしの服用や飲み易くするなどの改良。防腐剤の添付により冷蔵保存が必須だったが室温保存が可能となったジェネリック薬品もあります。

インドジェネリック会社の紹介

こちらはで、インドのジェネリック薬品で有名な企業様を紹介致します。
ジェネリック薬品の選択にお役立てられると幸いです。

*随時、追加していきます。

シプラ社(Cipla)

アジャント・ファーマ社(Ajanta Pharma Limited)社

サン・ファーマ社社(Sun)

インタス・ファーマ社(Intas Pharmaceuticals)

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